個別記事
2020.01.09
junior basketball summit2019 参加報告
スタッフ2名(渡邊真隆、中島篤志)が年末の12月29,30日にBumB東京スポーツ文化館メインアリーナで行われた株式会社エルトラック主催の「junior basketball summit2019」に参加してきました。
今年のテーマは
「育成マインドの醸成」
でした。
以上のスケジュール、コーチのサミットでした。
今回一番印象に残っていることは
「コーチは課題を解決してあげるのか、コーチは課題を与えるのか」
スペインに育成年代の日本の指導者達が勉強に行った時、練習を見ていると失敗している選手がたくさんいても次々に練習は進んでいたようで、不思議に見ていたそうです。
そこでなぜ失敗している選手がたくさんいてもメニューが進んでいくのか質問をしたら、逆にこう質問されたそうです。
「コーチは何のためにいると思いますか?」
日本では「出来ないことを出来る様にするのがコーチの役割」といった感覚があると思いますが、ヨーロッパの方では「課題を与えるのがコーチの役割」といった考え方で指導されているようです。
なので課題を解決するのは選手、という位置づけになっています。
「明日も同じメニューをやるよ、と伝えてあるから子供たちはどうやったら失敗しないようにできるか考えてくるんですよ」と話していたそうです。
主催者である鈴木良和さんはこう話されていました。
「課題を解決できるコーチは10年後、課題を解決するのが上手なコーチになる。課題を与えるコーチは10年後、課題を与えるのが上手なコーチになる」
そして課題を解決してもらうのが上手な選手になるか、課題を解決するのが上手な選手になるか。
今回一番印象に残ったことでした。
育成年代の指導者に必要なものは何か。いろいろと考えさせてもらうきっかけになりましたね。
その他にも育成年代に必要な考え方やドリル、メニューがありました。
戦術を壊されても自己解決能力で打開できる、リーダーシップとオーナーシップなど貴重な話も聞くことができました。
私たちは育成年代の指導者ですので、子供たちの成長を第一に指導していく上で非常に素晴らしい場に参加することができました。
勉強したことを子供たちに還元できるように今後のユースチームやスクール活動に繋げていきたいと思います。